東大寺修二会「油はかり」

2017年2月18日撮影
東大寺修二会「油はかり」
2月18日は修二会で灯明に使用する菜種油の「油はかり」が行われる日です。
主役は堂司(どうつかさ)さん。(平衆をとりまとめて修二会全体を取り仕切る役です。)
修二会の行法中に堂内で使用される「油」を「はかる」日で、修二会の日程は曜日に関係なく行われるので、18日が土・日に合う日は会社員にとっては貴重な日となりました。
「油はかり」は二月堂の南出仕口で行われ、二月堂百人講の皆さんによって油が計られ、枡の後ろの黒い油壺に入れていかれます。
油壷は全部で三つあり、それぞれ一斗三升、一斗二升、一斗の油をはかり納めることになっているといいます。合計三斗五升。
油が壺に納めれられると封がされ、さらに油の量を書いた付け札がそれぞれに付けられ、本行がはじまるまで礼堂に置かれるそうです。

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奈良豆比古神社 弓始

奈良豆比古神社 弓始
2017年1月22日撮影

県内各地で行われている「弓打ち神事」
地域によってその呼び名が変わり、「ケイチン」「ケチン」など様々な名称があり、また弓を四方に打つ、的を作って打つなど、少しずつその所作に違いがあるようですが、概ね悪魔祓いの神事であり、天下泰平・人民安穏・五穀豊穣などを祈願されているようです。

今回は奈良市の奈良豆比古神社の「弓始」を拝見しました。

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平尾水分神社のオンダ(宇陀)

平尾水分神社のオンダ
2017年1月18日撮影

平尾のオンダは、宇陀市の平尾にある水分神社の御田植神事です。
行事としては宮司に続いて大当、小当らが瑞垣内に入り、祝詞奏上や玉串奉奠が行われますが、本殿が少し高い位置にあるので、その所作などは拝見できないですね。(写真もありません)

祭典は本殿前に仮設された舞台に太夫役の大当、小当、ショトメ(初乙女)らが上がります。
ショトメは本来小学生の男子と決められているそうですが、少子化の影響で女子や成人男性が代行されることもあるそうです。

大当が正面の神前に礼拝して「当年のしかんを申せば平成29年・・・・」と言えば、参拝者(氏子ら)が「ここちょうし」と合いの手がはいります。以降、鍬初之事、掛初之事、苗代角内之事、苗代しめる事、水入る事、水戸祭の事、福の種を蒔事、一番干の間に荢つむぐ事、二番干の間に春田打事、三番干の間にくだまき鳥追事、苗取之事、と続いていきます。

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演目が御田植之事になると、舞台の後ろで控えていたショトメさんの出番となり鍬を担いだ太当を先頭に舞台を回ります。

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この御田植之事の終わりには小当さんが特徴的な「若宮さん」を抱いてケンズイ持ちとともに舞台に上がります。
「若宮さん」は能面をつけた体長50センチメートルほどの人形で、若宮さんに括り付けられた紙縒りを、体の不調な部分にこすり付けると快復するという伝承があります。

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祭典はその後、追苗取之事があり終了されました。
参拝者らには甘酒も振舞われ、冷えた体を温めてくれます。

吉祥草寺 左義長(茅原のトンド)

2017年1月14日撮影
吉祥草寺 左義長(茅原のトンド)

奈良県内の多くの地域で見られるとんどですが、やはり規模的に大きく迫力があるのは吉祥草寺の左義長(茅原のトンド)でしょうね。こちらは国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、奈良県指定無形民俗文化財にも指定されていて、小正月の日に修験道で有名な吉祥草寺の境内で行われます。

点火されるのは玉手地区の西村家と決まっていて、山伏の後方におられる方です。
また点火は雄松明(写真手前)から行われ、かならずその年の恵方から行われます。

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大松明の炎が境内にいる大勢の参拝者を赤く染めています。

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今日はとても風が強かったので燃えるスピードも速かった気がしますね。
竹がバンバンとハレ、スゴイ勢いで燃えていました。

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ある程度炎が落ち着くと、二つの松明の間を抜けられるのですが、前述のとおり風が強いのでちょっと駆け足になってます。

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御所市今住のとんど

御所市今住のとんど
2017年1月14日撮影

今回のメイン撮影地がこちらの今住区のとんど
とんどの形が吉祥草寺の左義長同様に朝顔型に作られていて、なかなか立派なとんどです。

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今住でも他の地区と同様に村の神社に種火をいただれますが、こちらの神社は国見神社という国見山の山頂付近にある神社。
あたりの街灯も少なく、ほぼ真っ暗な神社です。
ようやくピントのあった画像だけアップします。

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本殿前で祝詞を奏上。高感度撮影なので少し明るめに写ってしまいましたが、ほぼ真っ暗な状態です。

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持参した提灯に種火をいただき、暗い山道を降りて行きます。

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とんど場に到着。提灯で持参された種火でとんどに火を移されました。

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折からの強風で一気に燃え上がります。
撮影者を待ってくれないスピードで燃えてしまいました。

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ようやく大方の部分が焼けると、とんどを固定していた松の杭が見えてきました。
第二のクライマックスがこちら!
この焼けた松の杭を手で抜くのだそうです。
自警団の若者がしっかりと濡らした防護服を逆手に着て、杭に飛びかかり、勢いよく抜いて行かれました。

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抜いた杭はその年に、婚礼、出産や新築などの祝い事があった家に持ち込まれるのだそうです。

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