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阪原のジンパイ

2013年10月13日撮影

奈良市の東部山間にある阪原町では長尾神社の秋の大祭に「ジンパイ」と呼ばれる所作が奉納される。
「ジンパイ」というと、周辺地域でも「三角跳び」や「横跳び」といった所作がありますが、ここ長尾神社のジンパイはまた違った形があって、大変興味深い所作でした。

行事は境内に設けられた茅葺屋根の能舞台で、まず祈願祭が行われます。

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その後、南明寺の境内にある御旅所まで、集落をぐるっと一周する形でお渡りが行われます。

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お渡りの列の最後には、今回のジンパイを奉納される方々は鼓やササラ、太鼓を鳴らしながら練り歩かれます。

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お渡りが南明寺に到着してまもなく別に練り歩いていた太鼓台も到着。
太鼓台は境内で、大きく左右に揺らされていました。

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いよいよ「ジンパイ」です。
ジンパイは御幣を持った方の両脇に弓を持った方が2人、御旅所前に並び、その前で輪になって、鼓やササラ、太鼓などを鳴らします。

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そして、牛のような所作で前に出てきて・・・

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右に三周?してから正面に立ち・・・

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腕を大きく振り上げて、のけ反るようなポーズで決めます。

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その後は、左の三周してまた同様の所作があり、ササラを持つ方や、太鼓を持つ方も同様の所作をされました。

そのあとは、スモウです。
スモウと言っても、取り組みがあるわけでなく、ふんどし姿の男性がおどけるようなしぐさで観客を笑わせたあと、手を取り合って、同じように万歳の格好をされました。

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御旅所での所作のあと長尾神社に戻った一行は、茅葺屋根の能舞台で改めて、同じ所作を繰り返します。

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所作が終わる頃、集落内を練り歩いていた太鼓台が境内に戻ってきます。
御旅所よりも激しく太鼓台を大きく掲げ、振り回し、そして境内中を駆け回ります。

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《撮影メモ》
本文でも書いたとおり奈良市の東部山間では、伝統的な行事がまだまだ沢山残されています。
こういったブログでご紹介することによって、少しでも関心を持っていただければと思っています。
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題目立

2013年10月12日撮影

奈良市上深川で行われている題目立は、国指定重要無形民俗文化財に指定されるだけでなく、平成21年9月にはユネスコ無形文化遺産保護条約に関する第4回政府間委員会での決議に基づき、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載された大変貴重な伝統行事です。
しかしながら、市内から遠く離れていると言う立地も含めて、まだまだ知られていない行事です。

また、題目立は源平の武将を題材とした演目を、舞台の所定の位置で各々の台詞を語っていくという内容で、語りものが舞台化した初期の形を伝えている」と評され、中世の芸能の姿をうかがわせるものとして高く評価されているそうです。

今年は「厳島」という演目が披露されました。

出演者は楽屋にしている神社西隣りの元薬寺(がんやくじ)を出て、長老の先導で「みちびき」を謡いながら、神社本殿下にある参籠所前に設けられた舞台に向かいます。

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ソウ(素襖)を着て立烏帽子(たてえぼし)をかぶり、扇を襟首に挿し、弓を手にするという出立ちで、舞台の周りの所定の位置につきます。

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あまり所作を伴わない芸能ですが、語りの最後のほうでいくつかの動きがあり、全く動きの無いところから大きく動くことで、より鮮明に感じられる場面です。

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ここがみどころのひとつ、清盛が弁才天から長刀を授かる場面です。

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曲の最後近くになると「フショ舞」が舞われます。
出演者全員で「よろこび歌」を謡うなか、一人が舞台中央に進み出て反り返るようにして扇をかかげ、強い調子で足を踏みながら舞台を一回りし、舞台は終わります。

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丹生川上神社上社 秋季大祭

2013年10月6日撮影

丹生川上神社上社の秋季大祭を拝見しました。
某公的HPに「黒馬献上の儀と呼ばれる儀式は室町時代より途絶えていましたが、約570年ぶりに復活」とあったので、これはぜひ拝見したいと意気込んで行かせていただきましたが、昨年も奉納があったらしく、570年ぶりではないことが判明。ちょっと残念な感じでしたが、大祭自体はとても見ごたえのあるお祭りですね。

境内で参列者のお祓いのあと、拝殿内で大祭の式典が行われます。
なかなか立派な拝殿です。

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祭典の途中で、「黒馬献上の儀」が執り行われます。

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巫女による「浦安の舞」も奉納されました。

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ひととおりの祭典が終わると、境内でさまざまな奉納行事がありました。

まず最初は、雅楽の奉納で演目は「蘭陵王(らんりょうおう)」

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大正琴の奉納につづいて、「極真空手」の奉納

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また、声楽の奉納があったのち、やまびこ太鼓(子ども太鼓)の奉納です。
山々にこだまして、なかなかの迫力です。

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子供御輿、大人の御輿が境内をめぐり式典は終了です。

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最後は定番の餅撒きですが、番号が書いてあるとあたりということで、なかなか盛り上がっていました。

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《撮影メモ》
この神社は、昭和三十四年の伊勢湾台風による大滝ダム建設に伴い、現在地に平成十年三月にご遷座されたという神社で、境内に設けられた遥拝所から旧社地方面を望むことができます。
もちろん現在はダム湖に沈んでいるので直接拝見することは叶いませんが、以前の記憶ではなかなか立派な社殿であったように思います。

また、社務所でこんな絵馬を発見しました。
この地は「絵馬発祥の地」だそうです。知りませんでした。

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五條市東阿田の御仮屋と宮うつし

2013年9月29日撮影

御仮屋(オカリヤ)とは、御神霊を遷し御鎮座いただくための建物で、ここ五條市東阿田地区では、八幡宮の秋季例祭の約一ヶ月前に当屋宅の庭に設置されます。

御仮屋は当日の午前中に建てられ、午後からは宮うつしという神事が執り行われます。

写真は宮司を先頭に当屋宅から八幡宮に向かう氏子ら

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宮司に続かれるのが今年の当屋さんで、手には神籬(ヒムロギ)と呼ばれる御神霊をお迎えするものを持っておられます。

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八幡宮での神事により、一度ご神体は神籬にお移りになり、当屋宅に建てられた御仮屋に向かわれます。

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当屋宅に戻り、神籬を御仮屋の上部に安置されました。

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宮司による神事が執り行われ、当屋や氏子らが同席し、無事に「宮うつし」は終了されました。

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その後、直会が氏子や参拝者らにお神酒が振舞われ、ご飯もいただきました。
このご飯は、もち米ではなく、普通の白米のようです。

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《撮影メモ》
オカリヤという御神霊をお迎えする建物は、県内ではあまり見かけませんが、五條市の阿田地区から下市町にかけては各集落で形は違いながらも同種の行事が残されています。
その中でも、下市町新住のオカリヤが出来ているとの情報で、拝見してきました。
昨年(平成24年)の3月に、奈良県重要無形文化財に認定されたオカリヤです。

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