丹生神社 田楽舞 横跳び

2013年10月19日撮影

奈良市の丹生町にある、丹生神社では秋のお祭りに「田楽舞とか横跳び」と呼ばれる所作があります。
他の地区でも同様の所作がありますが、同じような所作なのに「横跳び」や「三角跳び」と呼ばれていてなかなか区別がつきませんね。

舞殿横にある「参籠所」で、宮司によるお祓いがあります。

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そして氏子代表を先頭に舞殿にあがり、一周されます。(三周かも?)

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ここから神事奉納の手順です。

さて、気合を入れます。

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舞台中央にササラを、そっと立てます。
これが、なかなか上手く立ちません。

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上手く立てた後、扇を取り出し、風を送るように仰ぎながら右に三周します。

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そうしていると、周りのものが、近くによって来て、足でドンドンと床をたたきます。
立てたササラが倒れると、最初からやり直しです。

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何回かのチャレンジのあと、やっとその場面が終了
その後、そのササラを中心に、三回飛びます。
ここの所作が、横跳びや三角跳びと言われる所以ですね。

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この所作は、ササラのあと、鼓、小太鼓と三人が奉納されました。

最後には奉納相撲です。
奉納行事ながら真剣ですね。

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興ヶ原天満神社の翁舞

2013年10月19日撮影

今回は奈良市東部にある天満神社で宵宮祭に奉納される神事芸能の「式三番翁舞」を拝見しました。
神社は急な階段があり、上りきると右手にはお社、左手には茅葺の舞殿があります。
舞殿にはあらかじめ御輿が準備されていて、お社からご神体を移す「神遷り」が行われます。
宮司さんがかぶる白い布は「衣笠」呼ばれ、直接目に触れないようにするためだそうです。

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舞殿に置かれた御輿にご神体が遷されます。

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舞殿の全体はこんな感じ
なかなか風情がありますね。

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幾つかの神事のあと、いよいよ「式三番翁舞」が奉納されますが、この神社も含めてこれらの地区では村の方が伝承により、その芸能を受け継がれていて、天満神社も例外ではありません。

面と対峙する舞役の方

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長老や氏子らが唄を歌い、舞が奉納されました。

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《撮影メモ》
山添村の神事芸能、奈良市東部の伝統行事など、後世に残していただきたい行事がたくさんあります。
一つでも多く皆さんにご紹介したいけど、あまり観光化されてしまうのも考えものですし、難しいですね。

山添村北野天神社のジンパイ 神歌

2013年10月14日撮影

一つ前のブログ記事でアップした、「東山の神事芸能」の続きで、同村の北野天神社のジンパイ(豊田楽)を拝見しました。
行事は、北野地区にある公民館ではじまり、忌竹で結界された中で当屋とお渡りの七人衆は出発を祝う豊田楽の披露がありました。

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その後、神社までお渡りがありますが、ちゃんと国道から離れた鳥居をくぐっておられました。
また、他の地区と違うのは、女性も参加されています。

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ジャラジャラと呼ばれるササラを、中央に置いたむしろに置き、扇で風を送るような所作です。

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このあたりは他の地区と良く似ていますが、違うのはこのあと、神歌と呼ばれる歌を歌われます。

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三人の神歌が終わると、舞殿をぐるりとまわり、再び田楽が披露されます。

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三回ぐらい行われたでしょうか。回数を読むのを忘れていました。
その後、座を移し、当屋長老と孫男児と渡り衆の座の前に、区長や氏子総代らが出て「ご苦労さまでした」と田楽奉納の御礼をする「御神酒拝戴の儀」が行われました。

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《撮影メモ》
神歌について初めて知りましたが、かなかな聞いているだけではその歌詞がわからないですね。
また、田楽の所作も同じように見えて、すこしづつ違っていて、なかなか興味深い行事でした。
次回は回数などもきっちりと数えないといけません。

山添村峰寺・六所神社 宵宮の奉殿楽(ほうでんがく)

2013年10月14日撮影

県指定無形民俗文化財のひとつに「東山の神事芸能」があります。
これは一つの地区の行事を指すのではなく、山添村の北野・峰寺・松尾・的野・桐山・室津の6地区の行事の総称であり、よって各地区の行事は基本的に個々別々に定められた日程があり、今回は峰寺・松尾・的野の三大字で行われる宵宮の奉殿楽(ジンパイ)を拝見しました。

的野にある八幡神社では奉殿楽を奉納される一行の準備中とのことで、集会所での練習にも励んでおられました。

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準備が整ったところで出発。
的野の集落内を楽器を鳴らしながらお渡りされます。

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峰寺・六所神社では他の二地区の役員が、的野の渡り衆を招いて、直会的な酒宴が催されました。

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奈良市の東部山間地域での同様の衣装でもササラや笛、鼓などを使用していますが、その所作は地域によって様々で、ここの奉殿楽の所作もまた独特です。

楽器を鳴らす渡り衆の中央に出て、なにもない場所で、右手の扇を持ち、払うようにしながら、右まわり(時計方向)に三周されます。
つまり、中央から何かを掃きだすように、右まわりで三周されるイメージです。

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今度は中央に、弓やジャラジャラ(他地区ではササラ)、鼓を置き、同じように右手で扇を持ち、掃うように今度は左まわり(反時計方向)に三周されます。
つまり、中央に何かをかき集めるように、左まわりで三周されるイメージです。

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扇を持ち、掃うような所作は、弓とじゃらじゃら、鼓の3人、それぞれ右に三周、左に三周づつされ、所作は終了です。
本年が的野、来年の26年は松尾、27年は峰寺、という持ち回りだと伺いました。

《撮影メモ》
実は、東山の神事芸能を伝承される地区である松尾という集落の祭事日程は12月7日であると行政機関で確認出来ていましたが、たまたま他の行事撮影のために通りかかった松尾で、12月の時間等を下調べと思い、立ち寄ったところ、奉殿楽の行事は今日だと教えていただきました。

松尾の遠瀛(おおつ)神社の祭典は、12月であることに間違いはありませんでしたが、無形民俗に指定されている奉殿楽は、松尾と、峰寺、的野の三つの集落で持ち回りをしているとのことで、今年は的野がその当番だそうで、しかも今日がその行事の日にあたると言うことで、犬も歩けば棒に当たるのことわざのとおり、偶然のラッキーに喜んでいます。

なお、今回は宵宮の奉殿楽を拝見しましたが、翌日の本宮でも同様の所作が奉納され、「フクノカミ」という所作が加わるそうです。