室生区下笠間の虫送り

2014年6月22日撮影

宇陀市室生区の笠間川流域にある集落では夏至の日前後に虫送りという行事が行われています。
16日は染田地区での虫送りを拝見しましたが、今日は下笠間という集落で、一番山添村に近い地域です。

開始時刻が近づくと村のあちらこちらから、松明を手に「どんど辻」と呼ばれるところに集合されます。
夕方少し強い雨になって、中止の心配をしていましたが、時間になると小降りとなりました。
地元の方に伺うと、ここの下笠間の虫送りは雨でも中止をされないそうです。
それは、この行事自体が「虫の供養」であり、「供養」なので中止はしないそうです。

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時刻になるとどんど辻で火が熾され、持参した松明に火を移していきます。

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正確な本数はわかりませんが、30本くらいでしょうか。
行列の先頭は僧侶、つづいて太鼓を担ぐ方、そして参加者がつづきます。

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集落をあとに隣村(山添)の境界まで歩かれます。

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集落を歩くのはほんの少しで、すぐ大きな道路に出ていきます。

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車のとおりが少ないので、お孫さんの手を引いて参加されるおじいちゃんもおられました。

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となりの集落の境界で松明が集められ、僧侶が虫送りの祈祷札を立てられ、読経は行われました。

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《撮影メモ》
今回は19時出発ということで少し明るい時間帯だったので、ISO1600で撮影を開始しましたが、前半のカットはブレてました。ちょっと残念でした。
次回は最初からISO3200まで上げておかないといけませんね。
それと出発から集落の風景と合わせるチャンスはほんの少しの時間でした。
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東吉野村 コアジサイ群落

2014年6月22日撮影

今日は昨夜からの雨で山中に霧が発生する確率が高そうだったので、迷わず東吉野村にあるコアジサイの群落の撮影に向かいました。
到着すれば写真愛好家の車がずらり。ひょっとすると100人くらいいるんじゃないかと思うぐらいの人気スポットですね。

霧の方は予想どおりに流れてくれて、ひと時の幻想的なシーンを見せてくれました。

どれも似たようなカットですが数点アップいたします。

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《撮影メモ》
少し青みがかった風景にするため、WBは4000で撮影しました。
撮影時刻は午前9時から午後1時頃

山添村切幡の田の虫送り

2014年6月21日撮影

今日は夏至の日。昼と夜の時間が同じ日ですね。
この夏至の日に行われる山添村切幡の田の虫送り。
先日の16日は笠間川流域の集落のひとつ、染田という場所で虫送りを拝見し、ブログにも記事にさせていただきましたが、ここ切幡でも同様の行事が行われています。

夕闇の迫る頃、集落内にある極楽寺に住民の方が集まって来られました。
使用する松明は各自の自家製だそうで、昔ながらに乾燥した竹を束ねたものから、良く燃えるようにと灯油を染ませた布を巻いたものもありました。

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極楽寺からの出発ですが、特に法要・読経はありません。
ご本尊にお供えしていたお灯明の火を松明に移されます。

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火を移した松明から極楽寺を出発

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切幡では村の中はあまり歩かないで、お寺から水田横を通って、国道に向かいます。

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この行事に参加できるのは、男性または男子のみ
女性の方は参加できないので、女の子たちが何かうらやましそうに見ていました。

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このあと虫送り行列は国道を歩いていきます。

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こちらの太鼓も染田同様で、担ぐのではなく、軽トラックに積み込んで列の後ろにつづきます。

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となり村との境界近くまで歩いて、そこで松明を集めて燃やします。
特に法要めいたこともありませんし、祈祷札も立てておられないようでした。

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《撮影メモ》
今回の撮影は全カットISO6400
松明が近いときは、そこそこ止まりますが、少しブレが気になる場面もありました。
あまり感度をあげると、画質に影響するので難しいところですね。
本文中にも書きましたが、切幡は集落を回らないで、直接、境界まで歩かれます。
よって歩いている時間は20分くらいだったと思います。

室生区染田の虫送り

2014年6月16日撮影

虫送りとは稲の成長を妨げる害虫を村の外に追い出す行事で、昔は全国的に行われていたそうです。
現在、奈良県内では奈良市の東部山間や天理市・宇陀市の一部地域などで存続されており、夏至に近い日程として6月16日に行われる地域が多いようです。

今日は室生区染田での虫送りを拝見しました。

まず虫送りに先立って、染田の十輪寺で数珠繰りが行われます。
全員で般若心経を唱えた後、皆さん輪になって「なんまいだ~ぶつ」と唱えながら数珠を送られます。

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途中、数珠の大玉が自分のところに回ってくると、額まで持ち上げて深く祈念されていました。

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夕闇が迫る頃、村中に「太鼓」と「鐘」の音が響きます。
これは「今日は虫送り、そろそろ始めますよ」の合図。他方で言う「ふれ太鼓」のようなものでしょうか。

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十輪寺の境内に火が熾され、めいめい持参した松明に火が移されます。

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そして火の着いた松明をかかえ、集落内外の田畑を回られますが、なんだかとっても楽しそう。

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太鼓と鐘は軽トラックに載せて、伴走されています。
以前は担いで、一緒に歩いたそうですが、(染田の方曰く)みんな高齢になってしまったのでもう担ぐ元気がないとおっしゃっていました。

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最後は集落の出口、下手側の集落の境界まで行き、そこで松明が集められます。

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そして祈祷札が立てられて、行事は終了です。
この祈祷札は途中の2か所でも立てられました。

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《撮影メモ》
虫送り行事の参加者も年々高齢化して存続はなかなか難しいようです。
ここ染田地区では16日という日を大切にされていますが、他の地区では、土日に合わせておられる地区もあるようです。
数珠繰りははじめて拝見しましたが、なかなか楽しそうです。
夏の地蔵盆には子供さんの行う数珠繰りもされるようで、日程があえば是非拝見したいところです。

今回も村の方に親切におもてなしいただき、コーヒーをいただいたり、お菓子を頂戴したりとお世話になりました。
こんなところですが、感謝申し上げます。