小夫 天神社のおんだ祭

2015年2月15日撮影

桜井市の長谷寺より奥、針方面に向かう途中に小夫(おうぶ)という集落があり、創建の年代は定かではないようですが、歴史ある天神社が鎮座されています。

本来は2月17日に行われる「祈年祭・オンダ祭」ですが諸般の事情により直近の日曜日に移されており、本日拝見させていただきました。
「祈年祭」自体は祝詞奏上など一般的に行われるものと同様ですが、そのあと境内で、「オンダ祭」が執り行われます。

宮司さんによる弓射ち
社殿の前に作られた結界の左右に小さな鬼の的があります。
その的を狙っているようで、そうでもないような、ちょっと不明ですが、天・地の順に矢を射る格好をして、最後に鬼の的を目がけて、矢を放ちます。

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クワやスキで田を耕した後、牛の登場です。

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宮司により種(モミ)蒔きが行われます。

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氏子が宮司にならって、種(モミ)蒔きをされます。

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つづいて田植の所作
これも宮司につづいて氏子も同様に行われます。
子供たちが投げた苗を集めてました。(本来の形ではないと考えます)

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以上でオンダ祭は終了です。
氏子さんが右手に持つのは「松苗」・・・苗代の水口(水を入れるところ)に挿して、豊穣を祈願します。
また、左手に持つのは「花かづら」・・・こちらは水田で最初に植えた苗(稲)の近くに挿しておくそうです。
いずれも豊作祈願の意味合いがあるといいます。

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長谷寺 だだ押し

2015年2月14日撮影

長谷寺のだだ押し

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江包・大西のお綱祭り

2015年2月11日撮影

「江包・大西のお綱祭り」は2012年に国の重要無形民俗文化財に指定された桜井市の江包と大西で行われる豊作と子授け祈願の行事です。

雌綱を作る大西は市杵島神社を出発して区内を巡り、途中の田んぼで泥相撲が行われますので、一番カメラマンの多い地点でもあります。(数点アップします)

泥んこになり、グロテスクな動作が激しいほど、その年が豊年だとされているそうです。

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泥相撲が終わると神事の媒介役である喜田家(世襲)を先頭に、神官や役員につづき雌綱を担いで素戔嗚神社に向かいます。

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雄綱を作る江包地区は雌綱が素戔嗚神社に到着するころ、まだまだ泥相撲の真っただ中。
一向に素戔嗚神社に向かう様子はありません。

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その間、媒介役の喜田家の方が古式にのっとり「七度半」の呼び使いが行われます。

「七度半」の呼び使いが終わると、いよいよ雄綱も素戔嗚神社に向かいます。

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素戔嗚神社で雌雄のお綱が合体されました。

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合体のあと、両大字による手打ち式である「入船の式」があり、最後に宮司がお綱の左右に御幣を飾り行事は終了されました。

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《撮影メモ》
雌雄の交わりを思わせる神事は飛鳥坐神社のオンダ祭を思わせ、子孫繁栄や五穀豊穣を意味しているように感じます。
また、しっぽのように長い綱は集落への悪霊などが入らないようにと掛けられる勧請縄のようでもあり、色んな要素が組み込まれたとても特徴的な行事ですね。

矢田坐久志玉比古神社の筒粥占い

2015年2月1日撮影

筒粥占いといえば、奈良市石木町の登彌神社が有名ですが、今回は矢田丘陵近くにある矢田坐久志玉比古神社の筒粥占いを拝見してきました。

筒粥占いとはぐらぐらと煮立てたお湯の中に米と小豆を入れ、その上で20cmばかりの竹筒が入れられます。
少しに時間をおいて竹筒を取り出し、中に入った米や小豆の量によって、今年の天候(主に風雨)と農産物の作況を占おうとする神事です。

宮司が釜やその他の道具を祓い清めます。

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釜に米と小豆を入れるシーンですが、本殿と拝殿の間で行われるため、ちょっと見えないですね。

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その後、竹筒を入れるシーンですが撮影位置を変えて、少し見ることが出来ました。
何本かを束ねて、取り出すための紐を付けて、投入されているようです。

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釜で煮るのは20分くらいでした。
その間、祝詞奏上が行われ責任役員を筆頭に玉串奉天が執り行われます。

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さて、いよいよ引き上げられます。
先ほど同様、本殿と拝殿の間なのでちょっと、、、でしたが一瞬の間でした。

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引き上げられた竹筒は拝殿中央に持ってこられ、割っては中を確認し、宮司が「大」「中」「小」の判定をされます。
今年の天候は、概ね良好なのだそうです。
作物の方は、「小」が多く、あまりよろしくないとのことでした。

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拝殿から竹筒が降ろされました。こんな具合で入っているそうです。

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宮司が占った天候と作況はすぐにコピーされ、氏子に配布されるのだそうです。

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《撮影メモ》
久志玉比古神社の筒粥占いの撮影はなかなか難しいですね。
宮司さんがおっしゃるには以前マナーの悪いカメラマンが押し寄せて、撮影するのは構わないが、地元の役員を押し退けてまで撮影するする態度に怒りを覚え、それ以来、拝殿奥で地元の方だけでされるようになったと聞きました。
撮影が出来ない(あるいはしづらい)の、私たち側にも原因があるのだと、考えさせらててしまいました。

今回は斜めから、脚立を使ってそ~っと拝見したが、真正面(真後)からだとこうなります。

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