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桜井市鹿路・天一神社の綱掛け

2022年1月9日撮影 桜井市鹿路・天一神社の綱掛け

五年ぶりくらいになるだろうか、鹿路の天一神社の綱掛けを拝見しました。
天一神社の御祭神は、製鉄・鍛冶の神とされる天目一箇命(あめのまひとのかみ)。
玉垣の中に本殿がないので聞いてみたら、杉の巨樹が御神体だということでしたがご神木にふさわしい大木でした。

例年なら第一日曜なのだそうですが、本年は3が日になっていたので第二週にされたと聞きました。
準備もいろいろですが、まずは綱の準備。綱は拝殿の柱にひっかけながら二人で掛け声を出しながら編んでいきます。
♪「サーヨイ、サーヨイ、ヨイヨイ。サーヨイ、ヨイヨイ。」♪
みなさん、楽しそうです。

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綱足と呼ばれる飾りを作ります。
女竹を1mくらいに切り、両側にシキミをつけます。そして縄で暖簾のように等間隔で結びつけて行きます。

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式典に使用する各種飾りもあります。
これは神饌台になるものですが地元ではハンドルと言うそうです。
ひし餅・みかん・干し柿が添えられます。

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綱も完成し一まとめにしようとする時、ちょっと邪魔をする風習もあります。皆さんは「暴れる」とおっしゃっていましたが、綱引きをしたり綱に自ら絡まってみたり、縄に抱き付いてみたり・・・

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そして神事の後、弓打ちが行われます。
まず神職の方が天地東西南北を打ち分けて、最後に的を射ぬきます。
本来この弓はウルシで作るのだそうですが、鹿害によってウルシが取れないため、今はサカキの枝で代用してるということでした。

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それらが終わるといよいよ綱を張ります。どちらの地域でも同じですが村の入口に悪いものが入らないようにと言う印ですね。
以前撮影させていただいた時は村の人みんなで担いで行かれたのですが、最近は軽トラで運ばれていました。

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