上北山村 西原の虫送り

2012年7月7日撮影

奈良県内における「虫送り」は一般的に奈良市の東山中や天理市から室生にかけての山間部で行われる行事ですが、上北山村でも虫送りが行われているという情報で是非拝見したいと思い行ってみました。

場所は上北山村の西原で、上北山村の中では比較的吉野に近い集落です。
具体的には大台ケ原に通じる三叉路をそのまま熊野方面のトンネルを抜けてすぐの集落です。
また、虫送りは水田のイメージがありますが、かつてはこの付近にも水田があったということで、今は、その石垣が残されているだけでした。また上北山村の「かみブログ」の情報では、この虫送りは240年の歴史があるということだそうです。

午後の7時から始まるという情報で向かいましたが、ちょっと遅れ気味で現地に到着。
地元の若者に「虫送り」の場所まで遠いでしょうか?とお尋ねすると、そうやね~20から30分くらいかなぁ・・・
とのことで、良かったらこの車でみんな行くけど乗っていきますか?とのお言葉に甘えて、軽トラの荷台にしがみつくように、乗せて頂きました(ちょっと、楽しかった)

7時になり、まず白瀧山宝泉寺のご住職の読経があり、役員さんらも一緒にお参りをされました。
写真のカットではわかりませんが、遥か前方が山になっていて、何か山に向かってお祈りしているようなイメージです。

DSC_9745.jpg

法要が終わり、その法要の火を元にして、いよいよ松明に火が移されます。
松明はその昔は各家で作ったということですが、今は材料探しも難しくなって役員が参加者全員分を作っているそうです。

DSC_9775.jpg

先頭は白い紙に何かしら文字の書いてあるものをぶら下げた笹を持つ人、その後ろは鉦です。
ほら貝を吹いていたのは、小学生の高学年らしき男の子でした。
その後ろには、西原の住民らが一列に並んで歩きます。5,60人はおられたでしょうか?

DSC_9785.jpg

鐘とほら貝に合わせて「おーくった、おーくった、む~し~ おーくった!」と声を上げながら、山間を抜けて集落に降りて行きます。

DSC_9828.jpg

途中には七夕の笹飾りを持った女の子がいましたが、聞くところによれば虫送りと七夕も兼ねているとのことで、良く判らないまま、取り敢えずそういうものなのかと思いました。
また、意外と子供さんが多くいたので、聞いてみると西原の子供は少ないけれど、その友達が近隣の集落から遊びに来ているのだとか。また、大人の方も普段は仕事で外に出ているがこのお祭りだけお帰りになるそうです。

DSC_9909.jpg

行列の終点は集落脇を流れる北山川の河原で、松明や七夕の笹がここで炊き上げられました。

DSC_9881.jpg

DSC_9910.jpg

DSC_9900.jpg

《撮影メモ》
行列の最初の方は、まだ空も明るいので良いですが、あっという間に暗闇になりました。
ISO感度も6400まで上げて対応しますが、なかなかピントも合わないし、シャッタースピードも長めになってしまいました。ブレブレ、ピンボケの連発です。
でも山間を松明の長い行列がすごく印象的でした。
スポンサーサイト

この記事へのコメント:

管理人のみ通知 :

トラックバック:


>>まとめtyaiました【上北山村 西原の虫送り】 from まとめwoネタ速neo
2012年7月7日撮影奈良県内における「虫送り」は一般的に奈良市の東山中や天理市から室生にかけての山間部で行われる行事ですが、上北山村でも虫送りが行われているという情報で是非拝... >>READ

2012.07.11