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池田の松明と六斎念仏

2012年8月14日撮影

奈良には無形民俗文化財に指定されている「六斎念仏」が三ヶ所あり、東佐味、東安堵と八島が有名です。
しかしながら、文化財として指定はないものの、簡略化されたりしながらも住民の手によって今も守られているものも少なくない。
奈良市の池田町もその一つであり、毎年8月14日に行われているのが「池田の松明」と呼ばれています。

当日の午後2時頃、池田町の東にある広大寺池の堤防で、竹や藁を使用して太さ(直径)約1.5M、長さ約4Mくらいになる松明が作られたそうです。
そして、7時頃になって松明に火が入れられました。
普段は大太鼓を地元の小学生が打ち鳴らすという話もありましたが、今日は天候が悪く中止をされたということで残念でした。

P1000943.jpg

およそ1/3位燃えたところで方角を定めて倒されましたが、古い資料には自然に倒れるのを待って、倒れた方向で作況を占ったとの事が書いていました。

P1000951.jpg


地元の長老にお伺いすると、この松明は「お盆の迎え火」であり、明日の朝、この灰を蓮の葉に取り山の物をお供えするのだとか、15日には「送り火」として、自宅近くで小さな松明を燃やされるのだそうです。
(今年は行けませんが、近いうちに一連の行事として拝見したいものです)

松明を倒すと、手に手に鉦を持って共同墓地に移動し、ここで六斎念仏が唱えられます。
今はその念仏も覚えている方がおらず、古い時代に吹き込まれたカセットテープに合わせて鉦を打たれていました。

P1000966.jpg

墓地での念仏が終わると、今度は会所(公民館)で再度、念仏が唱えられました。

P1000983.jpg

《撮影メモ》
この時期はお盆に関連した行事が沢山ありますが、この情報は、ネットで他の情報を探していた際に偶然見つけた情報でした。
奈良市のこんな場所で松明を燃やしているなんてあまり情報がなく、某団体の土井さんと言う方にはお時間を割いて、詳しく教えて頂きましたことに感謝申し上げます。

また、この会所は公民館として利用されているのですが、お寺でもないのに仏像が安置されていました。
古くはこの集落にもお寺があったが、明治の廃仏毀釈の時に廃寺になって、その仏像ではないかとの話でした。
中には大変貴重な仏像もあったらしく、現在は国立奈良博物館でお預かりいただいているそうです。
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