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鹿の角きり

2012年10月6日撮影

奈良公園に生息する鹿は、春日の神鹿として観光客に親しまれ、世界的に見ても人間と鹿がこんなに近くで共存してるのは珍しいと思います。
しかしながら、10月頃になると雄鹿の角は大きくなり発情期とも重なり時に人々に危害を加えることもあります。
この危険を未然に防ぐために江戸時代のはじめ、当時の奈良奉行の計らいで鹿の角きりが始められたといいます。
鹿の角はそのまま放置しても毎年冬になると脱落して生え変わりますし、また、生育した角には神経も血管もないそうで、乱暴に言えば人間が爪を切ることと近いそうです。

今年は10月の6日・7日・8日の3連休に合わせて3日間催されましたが、初日の撮影となりました。

まず最初に春日大社の神官によりお祓いがあります。
場内に立つ黒い法被の方々は「勢子(せこ)」と呼ばれる鹿の角きり役のみなさんです。

DSC_4763.jpg

楕円形の場内に立派な角を持つ雄鹿3頭が放たれると、勢子は赤い旗を持って横一列に並び鹿を外周に回り込むように追い込んで行きます。

DSC_4767.jpg

と、思ったら勢子の横をすり抜ける賢い鹿も居て、先輩の勢子から「ちゃんと見とかんかい!」と怒鳴られていました。

DSC_4861.jpg

外周を上手く回らせたあと、手に十字と呼ばれる捕獲道具を持って、猛然と走り込んでくる鹿の角に目がけて投げつけます。

DSC_4868.jpg

写真では簡単にかかっているように見えますが、これがなかなか掛からなくて、何回も何回も失敗を重ねていきます。
上手く鹿の角に縄がかけられたら、今度は力比べです。
奈良公園の鹿と言っても基本は野生ですから、勢子5人位との綱引きのようですね。

DSC_4770.jpg

捕えられた鹿には水を飲ませ、少し落ち着かせた後、烏帽子を冠った神官によって角が切り落とされます。

DSC_4774.jpg

切り取った角を掲げる神官

DSC_4855.jpg

《撮影メモ》
今回は天候が良くて、撮影には好条件でした。
曇り空の時はいい色が出ませんし、といって雲一つない晴天の時は、追い込みの所が影になって明暗差が強くなり過ぎ、影に入る鹿が上手く写らないことがあります。
それでも色んなシーンが撮影出来て楽しいひと時が過ごせました。

おまけ画像は、初日だったので取材のカメラマンさんがたくさんおられました。
失敗が許されない撮影で、且つ、他社よりいいアングルで!ということか、皆さん必死です。

DSC_4799.jpg
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