大保八坂神社の宵宮(三角跳び)

2017 年10月8日撮影
奈良市大保八坂神社の宵宮祭(三角跳び)
奈良市の東山中には秋祭りに田楽を奉納される神社が数多く残されていて、ここ大保八坂神社もそのひとつである。
今日はその宵宮祭で奉納される「三角跳び」を拝見しました。

午前中は宵宮祭の準備。
社務所の中で神事に使用される「御幣」が作られていました。

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御幣が出来上がるとお餅付きです。
こちらでは準備であってもちゃんと衣装を着て、楽器で囃したてながら行われています。

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搗き立てのお餅を丸めています。なんだかとっても楽しそう。

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昼食をはさんで、いよいよ本番。
神社を後にして宮司(村神主・老主)を先頭に神社のまわりを「オワタリ」します。

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そして拝殿に戻り、「三角跳び」です。
三角跳びは老主や総代、オワタリ衆らが円になって座り、オワタリ衆がひとりずつ中央に進みます。
手に扇を持ち、床を払うように清められています。

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そして楽器を中央に置き、楽器の本殿側に立ち、右後ろ、まっすぐ左、そして右前にぴょん、ぴょん、ぴょん、と三回で右回りに一周し、それを三回繰り返して、一回戻り、楽器を鳴らして終わります。

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その他の民俗行事と同様、詳しい歴史がわからないのですが、下がり藤の家紋を使っていることから、奈良の春日大社系の田楽が伝承されたものであると思いますし、現在は使われていないのですが、奈良市の文化財に指定された能面も所蔵されているようです。

ごあんあい

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金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事

金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事
2017年7月7日撮影

修験道の開祖である役行者が産湯をつか使われたと伝えられる大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の華を、蔵王権現に供える法要で、7日は弁天池の蓮の華を蔵王堂に運んでご本尊に献じ、あわせて境内では「蛙飛び行事」が執り行われる。
蛙飛び行事とは、修験道を軽んじ鷲に断崖絶壁へとさらわれた男が、改心し後悔しているのを、通りががりの高僧が男を蛙の姿に変えて救いだし、一山僧侶の読経の功徳によってもとの姿に戻した、という伝説を行事にしたものである。(奈良県ビジターズビューローホームページから引用)

この行事は蓮華会と蛙飛びに分けて撮影することになる。
蛙飛び行事は吉野竹林院前を出発し、門前街を回りながら要所要所で掛け声をあげて御輿を振り回します。
また門前街は坂道も多く下りであっても御輿の重さも手伝って大変なようです。

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蛙飛び行事は御輿が境内に上がってきて参列者が揃ってから本堂内で法要が行われますが、一般の撮影は出来ないようですね。
行事は蛙になった人間が法力によって人間に戻るという場面で中央にいる蛙が本堂前の舞台を行ったり来たり。
何回かはチャンスがありますが、撮影場所が自由に動けないので良く考えてまたないといけないですね。

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と言うことで人間に戻れました。めでたしめでたし。

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奥田の蓮取り行事

奥田の蓮取り行事
2017年7月7日撮影

奥田の蓮取り行事は奈良県の無形民俗文化財にも指定される伝統行事
およそ600年前と言われるその歴史は室町時代まで遡ることができるそうです。
また、ここ奥田の地は役行者のお母さまので刀良売(とらめ)が住んでいたとされ、さまざまな伝承もあるそうです。

毎年7月7日に行われる吉野・金峯山寺で行われる蓮華会(蛙飛び)にて奉納される蓮を取られるのがこの弁天池(現:捨篠池)です。

午前10:00
捨篠池で法要が始まります。

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捨篠池に船を浮かべて蓮を取られますが、今年は成長が良いのか船が中に入ってしまうと全く見えなくなりました。
唯一全体が見渡せる西側からのカット

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その後、善教寺で出発式があり、行者堂に置かれていた蓮を役行者のお母さんである刀良売の墓を参拝されます。
写真は行者堂出発される場面

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墓参拝の後、捨篠池横にある弁天神社で大護摩供が行われます。
特に宝剣が良かったなぁ

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前述のとおり、午後からは捨篠池で取られた蓮を持って吉野山に向かわれます。
ここで大護摩供まで拝見していると、蛙御輿の出発には間に合いませんね。

室生小原の虫送り

室生小原の虫送り
2017年6月20日撮影

6月の中旬、大和の東部山間地で行われる「虫送り」。
奈良市内では針ヶ別所や小倉、天理市では山田の上・中・下地区、室生では下笠間や無山・染田とあり、今日は室生小原の虫送りを拝見させていただいた。
出発地となる極楽寺は以前焼失し立て替えられているが境内には樹齢200年とも言われる「極楽桜」があり春には大勢の花見客が来られるのだとか。

6時30分を目安として集落に向かって太鼓や鐘が打ち鳴らされます。

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7:00 境内で数珠繰りが行われます。
お寺自体は「融通念仏宗」のようですが、無住寺でもあり、あまり仏教色は無いものの、昔からのやり方を伝承されておられるようです。

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各自が用意した松明に火が着けられます。
乾いた竹をまとめて中心に杉の葉を入れた本格的な松明から、竹に油をしみ込ませた布を括りつけた松明まで長さや太さも含めて様々です。

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鐘と太鼓を先頭にあぜ道を照らしながら歩いて行きます。
ただ写真的には鹿よけのネットや生育した稲が大きく、松明の火が田んぼに移りこむような場所は見つけられませんでした。

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最後は集落の外れに集まって松明が燃やされて終了です。
先に記したとおり無住寺の虫送りということもあるのか、他所で見かける「祈祷札」はありませんし、特に供養のための法要もありません。

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