春日若宮おん祭 大宿所祭

2017年12月15日撮影
春日若宮おん祭 大宿所祭は、12月17日に行われる遷幸の儀から還幸の儀までの本祭に先立って行われる行事であり、奈良市内の餅飯殿町(もちいどのちょう)で毎年12月15日に執り行われます。
これはその昔、おん祭を差配した大和国の有力な士たちが精進潔斎をして祭礼の前日に大宿所に参集し、お籠りをしたことが起源となっています。

現在ではJR奈良駅前を出発し、三条通を練り歩き、午後2時過ぎに大宿所に到着します。

明治以降途絶えていた「御湯立の式」が復興されています。
湯立巫女が藁で編んだ「サンバイコ」を腰に巻くのが習わしとされ、主に安産祈願など女性に関する祈願ごとに霊験があるそうです。

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御湯立は午後2:00 16:30 18:00の三回行われます。
写真は1回目のシーン

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大きな釜で熱く熱せられたお湯に笹を入れ、大きく振り回すと、あたり一面にしぶきが飛び散り、その場が清められていきます。

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晩秋の明日香

2017年12月1日撮影
西日に照らされた棚田が美しい晩秋の明日香

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丹生・丹生神社のヨコトビとスモウ

2017年10月21日撮影 丹生・丹生神社のヨコトビとスモウ

奈良市の東側の山間地には秋祭りに田楽と思われる所作をともなう祭典が多くみられます。
ここ丹生の丹生神社では「ヨコトビ」と称する三角跳びや「スモウ」(相撲)が奉納されます。
本年(2017)は秋雨前線と台風の影響もあり、小雨ではありましたが、集落の方々の参拝も多く、地域に根ざした祭典であるように感じました。

社務所での祝詞奏上が終わると、宮司ほか渡行人(トギョウニン)が舞殿にあがり、時計回りに三週されます。
途中から渡行人らが楽器を奏しはじめ、笛が「ヒュー、ヒュー、ヒュー、ヒュー、ピー」と五音を鳴らし、鼓・太鼓が「トン、トン、トントントン」と応じると、観客から「ヨーイトコリャッ」とかけ声がかかっていました。

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宮司からの「ヨコトビ神事をはじめます」という合図ののち、渡行人のうちから、ササラ・鼓・太鼓の三名によりヨコトビが行われます。ヨコトビはまず楽器を舞殿中央に置き、扇を最初は小さく、だんだんと大きく振りながら周りを三周します。

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そして楽器を中心に時計周りに三周、ピョンピョンピョンと跳んで元の位置に戻り、最後に左右に反復横跳びをして終了です。

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扇で風を起こす所作の途中には、まわりの渡行人らが邪魔をするのですが、楽器が倒れたり動いたりすると、最初からやり直しとなり、それら一連が境内を大きく沸かせていました。

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スモウの神事においては他の地区では取り組むポーズだけでの所作が多い中、こちらでは途中までは真剣勝負です。
途中までという表現の意味は、笛二と笛三が、笛一による行司のもとでスモウをとるのですが、カならず笛三が負けることに決まっているということです。よって負けるには負けますが、そう簡単に負けてやらないということでしょうか。ここでも境内を大きく沸かせていました。

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興ヶ原・天満神社の翁舞

2017年10月14日撮影 興ヶ原・天満神社の翁舞

今回撮影させていただいた興ヶ原を含む東山中には秋祭りに翁舞や田楽を奉納されている地域がある。
興ヶ原の翁舞は邑地の翁舞とともに奈良市月ヶ瀬桃香野の相知喜惣治氏から伝授されたといわれている。相知氏は金春流の中山万治郎氏から翁舞を伝授されたという。(『奈良県の民俗芸能―奈良県民俗芸能緊急調査報告書―』平成二十六年発行より)

翁舞は天満神社の秋祭りに奉納されますが、その奉納に先だって、白い衣笠に隠されて本殿から御輿にご神体が遷しされます。

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拝殿で祝詞奏上や玉串奉奠が終わるといよいよ翁舞です。
翁舞は「式三番翁舞」ですが、、翁(白式尉)のみが登場する「ひとり翁」と簡略化されているようでした。

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柳生の宮座行事 八坂神社

2017年10月9日撮影

柳生八坂神社の秋の例祭は、「柳生の宮座行事」として昭和61年3月に県指定の重要無形文化財となった古い形式を今に残す祭りです。宮座というのは、「地域の鎮守もしくは氏神である神社の祭祀に携わる村落内の特権的な組織及びそれを構成する資格者の集団」のことだそうです。

行事は頭屋さん宅から始まり、家の中で祝詞を奏上し、庭で十二人衆らが、笛や太鼓を鳴らしながらぐるぐると回ります。十二人衆は名前のとおり12人が基本ですが、今年は10人でした。

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今年の頭屋宅から八坂神社までは、およそ1キロメートル。
のどかな風景の中オワタリが行われます。

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八坂神社に到着後、本殿での神事があり、その神事の間に、「スモウ」「ササラ」「ヨーガ」の三つの舞が奉納されます。

まずは「スモウ」。スモウは他の地域もそうであるように、勝敗はありません。
お互い向き合って、ななめに腕をあげ、そしてそのまま取り組みます。

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「ササラ」は短い竹のへらのようなものを沢山つけたもので、振ることで音がなる仕掛けです。
「ササラ」というと富山県での「コキリコ」を連想しますが、似て異なるけど、ルーツには近いものがありそうです。
演者はこの「ササラ」を斜めにして振ってみたり、腕にひっかけて引いてみるなどしながら、音を出されています。

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最後は「ヨーガの舞」。
「ヨーガの舞」とは「影向の舞」であるとされていて、これも中世芸能のひとつだと考えられています。
また、能面は着けておられませんが、その所作は「萬歳楽」と似ているようにも思いました。

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最後は柳生・八坂神社の宮司さん。袴を新しくしたのでちゃんと撮ってやということで一枚。
また近々にお届けさせていただきます。

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